追記:IMFのクリスティーヌ・ラガルド氏の講演の中で、ビットランドの取り組みが紹介されました。The Foundations of Technological Transformation in Africa「IMF」(2017.12.15)
世界経済フォーラム(WEF)では、2027年に世界のGDPの1割が、ブロックチェーン上の経済活動に置き換わると予測しています。過去このブログでは、スタートアップへの投資は「経営者の資質」以上に「市場の選択」の方が重要な事を学びました。

『テクノロジー×エリア』

P2Pで中間業者の中抜きを可能にするブロックチェーン市場は、今後大きな成長が期待出来ます。更に成長率が高い市場と掛け合わせれば、より大きなパフォーマンスを得る事が出来るでしょう。例えば、ソフトバンクはアリババのIPOによって、僅か15年で投資額の4000倍に該当する8兆円の含み益を出しました。視点を変えれば、この成功事例は『Eコマース×中国』とも言えます。

インターネット時代の答えは、中国であった事は明白です。それでは、ブロックチェーン時代は一体どこをターゲットにすれば良いのでしょうか。そのヒントは、国連経済社会局が発表した、世界人口展望 2017年版(The World Population Prospects: The 2017 Revision)に隠されています。
The World Population Prospects: The 2017 Revision「国連経済社会局」(2017.6.21)
Bitland
最も急速に成長するのはアフリカでありナイジェリア
この報告書では、欧州を中心に出生率は低下しつつも、毎年世界人口は約8300万人増加しており、現在76億人の人口も、2030年には86億人、2050年には98億人、2100年には112億人に達すると予測しています。しかしながら、その人口増加は一部の国に依存しており、2050年までの人口増加の50%は、米国、インド、コンゴ、ナイジェリア、ウガンダ、エチオピア、パキスタン、タンザニア、インドネシアの僅か9カ国だけで起こるとしています。

中でも、今後世界で最も成長率の高い国は第7位のナイジェリアです。ナイジェリアは米国を抜き世界第3位に、インドが中国を抜き世界第1位になります。アフリカの人口増加率は顕著で、少なくともアフリカ26カ国の人口は、2050年までに現在の2倍の規模に拡大すると予測されています。

つまり、ブロックチェーン時代の答えはナイジェリアやインドであり、アフリカと言えます。
追記:インドのチャッティースガル州のBitland Global Alphaプロトコルのデモンストレーション「Tabali Tigi's Channel」(2018.7.24)

Bitland7
ガーナのパイロットプロジェクトからスタートしたBitlandは、僅か1年でナイジェリア、ケニア、ボツワナ、モーリシャス、南アフリカ、ウガンダの7カ国でライセンスを取得しています。

注目すべきBitlandのナイジェリアでの活動ですが、すでにナイジェリア政府と協力するブロックチェーン組織CDINと提携しています。ナイジェリア大使の一人であり、OPEC国際開発基金のシステムコーディネーターであるJacobs Edo氏は、8月24日に新しいDigital Transformationを出版します。ガーナを事例にしたBitlandの計画は、この本を通してナイジェリア政府に提示されるようです。
2100年にアフリカの人口は44億人に!国連、世界人口展望の2017年版を発表!「AfricaQuest」(2017.6.26)
数字で見る世界人口 2100年には112億人に「BBC News Japan」(2017.7.10)
CadastralはEthereumに移行し再びICOを実施!
Bitlandの本部があるモーリシャス共和国は、現在「Ethereum Island」として注目を浴びつつあります。また企業向けのEthereum Enterprise Allianceが立ち上がった事もあり、Bitlandもプラットフォームに、Ethereumとの互換性を追加する事を決定したようです。それに伴い、2017年10月1日から再びICOを行う予定との事。
既存のBitSharesトークンとEthereumトークン(ERC20)の交換方法が案内されました。「Bitland Cadastral ERC20 Conversion」(2017.8.29)
トークンの総発行数は2倍の6,000万に増え、その内の半分は既存のBitSharesの3,000万トークンに割当てられます。詳細はこれから発表されるようですが、スタート時の価格は0.5ドル(約56円)のようです。

昨年5月に行われたICOはインターフェイスに問題があった為、たったの40,000ドル(約450万円)しか集まらなかったそうです。確かに、今振り返ればCCEDKから初めてICOの案内がメールで届いたのは8月30日でした。ところが、CCEDKApSでのICOはすぐに終わってしまったので違和感を感じたのですが、一体それまでどこで実施していたんでしょうか?もしかして、OpenLedgerのオーダブック上。。。インタービューの記事では、クラウドセールの販売基準から見れば、BitlandがICOで集めた金額は無視出来るレベルと言ってます。正直無かった事にしたいようです。(笑)

前回の資金の大半は、弁護士費用と施設の確保に使われたそうです。なおBitlandの顧問弁護士事務所は、フロスト・ブラウン・トッド法律事務所(Frost Brown Todd LLC)のようです。パイロットプロジェクトがスタートしたガーナでは、実際に登記だけでなく40,000ドル以上のインフラ投資が進んでおり、南アフリカでも農場の灌漑(かんがい)システムに37,000ドルの開発計画が進んでいるとの事。
Chris Bates Interview Part 2「Kamal Hubbard」(2017.6.5)
ICOで集まった資金はたったの40,000ドルなのに、7カ国に展開し実際にこれだけプロジェクトが進んでいる。これは凄い。。。起業経験のある方であれば、簡単にこのチームの凄さを理解出来ると思います。もし、今回計画通りに資金が集まったとしたら、一体このプロジェクトはどうなってしまうのでしょう。今度こそ上手く行って欲しいですね。

なお、これはBitlandが南アフリカのHealthiest Village NGOとセーブハブイノベーションセンターの建設を支援している動画のようです。

価格は5カ月で721倍を達成!0.0651円→46.953円へ!
CADA
最初にBitlandのビジネスモデルを考察した時、Rippleと同じくらいの可能性を感じたのですが、ようやく一部の日本人投資家も気づき始めたのでしょうか。価格は0.0651円から46.953円まで上昇し、僅か半年で底値から約721倍を達成しています。そして点と点は、時間と共に線になって結びついてきます。

BitlandのChris Bates氏は、ヨハネスブルクで行われる英国The Economist(エコノミスト誌)主催のイベントに本日参加します。彼はBitlandの代表としてだけではなく、ブロックチェーンコミュニティーの代理人として、Google、IBM、Microsoftの代表者達とパネルディスカッションを行うようです。
I have Been Invited To Speak By The Economist「chris-bates」(2017.7.17)
またZUU onlineによれば、世界銀行も貧困撲滅プロジェクトの一環として、「ブロックチェーン・ラボ」を開設。このプロジェクトには、世界80カ国の金融機関も参加します。各国にNGOを持ち、世界銀行と一緒にプロジェクトを進めているBitlandにも、何かしらプラス効果があるかも知れません。

引き続き、Bitlandに注目です。 
世界銀行「ブロックチェーン・ラボ」開設 貧困撲滅プロジェクトの一環「ZUU online」(2017.7.7)
Meet The Woman Who Got The World Bank Hooked On Blockchain「International Business Times」(2017.5.30)
BitlandのCadastralが購入出来るのはこのオープンレジャーだけ!