最近の株式市場では「フィンテック」や「ブロックチェーン」という言葉だけが独り歩きし、それに関連する株価の銘柄が注目を浴びている。まさにITバブルの時のようである。
しかし、このブロックチェーンの説明が非常に分かりにくい。技術者の方もプライドがあるのか、わざわざ横文字を使ったり、すごい技術であるかのように説明しているものが多い。
ブロックチェーンとは、みんなでネット上に「取引の記録を維持し公表することによって、二重払いを防止しようとする方法」であり、この「改ざんされにくいP2Pの公開台帳の仕組み」が革命らしい。
文系のあなたは、この二行だけ理解出来ていれば十分だと思っています。
つまり今まで金融業界は、ネットとはつながっているものの、大切な金融資産は偽造を防ぐ為、クローズドな独自のシステム上で管理されていました。しかし、ブロックチェーンによって偽造防止が可能となった為、金融資産も無料のインターネット上で効率よく管理して、テクノロジーによって新たなサービスを提供して行こうといった流れがフィンテックです。
業界によってブロックチェーンを利用するニーズや目的は様々
しかし、金融資産と言っても「銀行」「カード」「証券」「FX・貴金属」「投信」「年金」「ポイント・マイル」「電子マネー」など多くの種類があります。業界によってそれぞれニーズや仕様が異なったり、差別化の為、当然独自のブロックチェーンを作ろうという動きになります。
ブロックチェーン は、IT革命時代でいうとHTMLで書かれたホームページのようなものです。『当社のブロックチェーンは、カート機能もあるからショッピングも出来る、SSL対応で個人情報も安心だ、うちだってFLASH対応でクリエイティブな表現も出来る、何を言っているんだ、うちこそ顧客の購入履歴から潜在ニーズを発見し、メールでOnetoOneマーケティングも出来るんだぜ!』という具合です。
しかし物を売らなければ、カート機能も必要ないですし、そもそも個人情報を扱わなければSSLも必要ないなど、ブロックチェーンも自分達の必要用途に合わせて取捨選択する必要があります。
ビットコインとリップルでは目指すビジョンが違う
リップルは、IT革命時代のTCP/IPプロトコルであり、ビットコインはパソコン通信時代の雄、AOLなどのホームページであると言えます。
リップラーでもある私は、他のブロックチェーン(HP)の動きをあまり気にしません。なぜならインターネット標準決済プロトコルを目指すリップルが、革新的なAPIを提供し続け、異なる全てのブロックチェーンをつないでくれると思っているからです。しかしAOLの様なポータルサイトを目指すビットコイナーは違います。他社の新たなサービスを、サイドチェーンとして自分達のサービスに取り入れていかなければ、競争に取り残されてしまいます。
ですから、リップラーとビットコイナーの会話は成り立ちません。目指すビジョンが全く違うのです。
リップルのビジョンは私が彼らに出会った日から変わりません。私がR3などの別のプロジェクトが立ち上がっても一切動じない理由はここにあります。むしろ新たなブロックチェーンプロジェクトは、リップルを長期的に価値あるものにしてくれると信じています。(投資の判断は自己責任でお願いします。)
しかし、このブロックチェーンの説明が非常に分かりにくい。技術者の方もプライドがあるのか、わざわざ横文字を使ったり、すごい技術であるかのように説明しているものが多い。
ブロックチェーンとは、みんなでネット上に「取引の記録を維持し公表することによって、二重払いを防止しようとする方法」であり、この「改ざんされにくいP2Pの公開台帳の仕組み」が革命らしい。
文系のあなたは、この二行だけ理解出来ていれば十分だと思っています。
つまり今まで金融業界は、ネットとはつながっているものの、大切な金融資産は偽造を防ぐ為、クローズドな独自のシステム上で管理されていました。しかし、ブロックチェーンによって偽造防止が可能となった為、金融資産も無料のインターネット上で効率よく管理して、テクノロジーによって新たなサービスを提供して行こうといった流れがフィンテックです。
業界によってブロックチェーンを利用するニーズや目的は様々
しかし、金融資産と言っても「銀行」「カード」「証券」「FX・貴金属」「投信」「年金」「ポイント・マイル」「電子マネー」など多くの種類があります。業界によってそれぞれニーズや仕様が異なったり、差別化の為、当然独自のブロックチェーンを作ろうという動きになります。
ブロックチェーン は、IT革命時代でいうとHTMLで書かれたホームページのようなものです。『当社のブロックチェーンは、カート機能もあるからショッピングも出来る、SSL対応で個人情報も安心だ、うちだってFLASH対応でクリエイティブな表現も出来る、何を言っているんだ、うちこそ顧客の購入履歴から潜在ニーズを発見し、メールでOnetoOneマーケティングも出来るんだぜ!』という具合です。
しかし物を売らなければ、カート機能も必要ないですし、そもそも個人情報を扱わなければSSLも必要ないなど、ブロックチェーンも自分達の必要用途に合わせて取捨選択する必要があります。
IBMブロックチェーン概要「IBMJapanChannel」(2016.5.26)
ビットコインとリップルでは目指すビジョンが違う
リップルは、IT革命時代のTCP/IPプロトコルであり、ビットコインはパソコン通信時代の雄、AOLなどのホームページであると言えます。
リップラーでもある私は、他のブロックチェーン(HP)の動きをあまり気にしません。なぜならインターネット標準決済プロトコルを目指すリップルが、革新的なAPIを提供し続け、異なる全てのブロックチェーンをつないでくれると思っているからです。しかしAOLの様なポータルサイトを目指すビットコイナーは違います。他社の新たなサービスを、サイドチェーンとして自分達のサービスに取り入れていかなければ、競争に取り残されてしまいます。
ですから、リップラーとビットコイナーの会話は成り立ちません。目指すビジョンが全く違うのです。
リップルのビジョンは私が彼らに出会った日から変わりません。私がR3などの別のプロジェクトが立ち上がっても一切動じない理由はここにあります。むしろ新たなブロックチェーンプロジェクトは、リップルを長期的に価値あるものにしてくれると信じています。(投資の判断は自己責任でお願いします。)
Ripple Labs: Building the Internet of Money:日本語字幕付き(2014.12.17)
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