暗号通貨革命が考えるXRPの価格形成の仕組み
<前編>価値のインターネット(Internet of Value)こそフィンテックの未来(2016.6.2)
<中編>リップルが価値を産む3つの理由(2016.6.7)
<後編>ビットコインとリップルの総発行数は、実は殆ど変わらない(2016.6.28)
リップル・ラボは、アーリーステージですが、ベンチャーキャピタルから40億円以上の資金を集めています。私も起業経験がありますので、この意味は分かります。彼らはベンチャーキャピタルからお金を集めている関係上、必ず上場(IPO)を目指さなければなりません。クリス・ラーセンさんは相当のプレッシャーでしょう。上場をするには、成長性を描かなくてはならず、少なくとも毎年右肩上がりで企業価値を上げていく努力をしなければなりません。

それでは、彼らのビジネスモデルは何でしょう。リップルプロトコルは、無料のオープンソースです。システムは全ての人に無料で提供されおり、銀行に対してもそうです。では、どのように収益を上げるのでしょうか。
ripple
日経ビジネスで広報のモニカ・ロング氏が、リップルラボのビジネスモデルに関しコメントしています。
ロング氏:XRPは、リップル・ラボのビジネスモデルとも直結している。最初に生成された1000億枚のXRPのうち、25%分がリップル・ラボに与えられている。これを運営資金として使うことで、リップル・ラボの開発チームはリップルのプロトコルをより良いものにすることに注力できるのだ。
ビットコイン、最大の“ライバル”の実像「リップル」は仮想通貨の本命か「日経ビジネス」(2014.4.22)
追記:リップルラボは取引ごとの手数料やライセンスフィーは得ていないことを強調しつつ、多くの銀行に使ってもらうため、無料のオープンソースを提供しているが、オプションメニューでクローズドなソフトウェアもある。またソフトウェアのサポートフィーを銀行から得ていると「週刊金融財政事情」18頁に記載されていた。(2015.6.1)
つまり、保有している25%分のXRPの価値を、上場まで高い成長性を描き、確実に上げ続けなくてはならないという事が読み取れます。創業時にソフトバンクが20億出資した、アリババの上場時の時価総額は25兆円になりました。XRPはハブ通貨だから、ファンダメンタル的に無価値だと言う人もいますが、果たして本当にそうでしょうか。

少なくとも、私はXRPに価値を見出し投資をしていますが、残念ながらハブ通貨として利用はしてはいません。ウォレットは15万口座あるようですが、ハブ通貨としてどれだけの人が利用しているのでしょうか。私の周りでは聞いたことはありません。信用のおける銀行がXRPに価値を見出し、ハブ通貨として利用するようになると、更に世界中から投資家がマーケットに入ってきます。もう説明は要らないですよね。

つけ加えると、国際送金市場においてビットコインやリップルは、殆ど利用されているうちに入らず、まだ何も始まっていません。これが、どうしてもリップルが堅い投資先であると思えてしまう理由です。言い過ぎかもしれませんが、出来レースにさえ思えてしまいます。(投資の判断は自己責任でお願いします。)
Ripple(リップル)のビジネスモデルは、Googleも超える!?:XRPの購入「リップルコインのはじめ方」「暗号通貨革命」(2016.7.4)
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